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ふなはこ。  福岡で相方と見つけた美味しいもの、をかしきこと。
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コンヨクとりっぷ3 @大分別府 ー 混浴温泉世界 ー <鉄輪さんぽ>
鉄輪と言えば、湯けむり。コンヨク期間はのぼりもいたる所に。
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下を見れば、石だたみ。道ばたにはこんな看板も…。
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そして目を引くのが地獄蒸しの出来る店や宿。
こちらは卵やさつまいもなど5種のセットが¥380!安い~♪
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お店兼お宿(『ことぶき』)で、宿泊も可能。

こちらも蒸し場。フタを開けると…すごい蒸気!
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ヤケドしないように、引くようにして開けるのがコツだとか。

こんなに並んでいると圧巻です。ここも2階で宿泊が可能。
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食材だけ持ち寄って、そのまま鉄輪に泊るというのも良さそう。

蒸気と時間が作り出した“アート”。迫力と余韻があります。
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湯は左へ、蒸気は右へ…と別々に出てくるらしい。
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これは竹を使った天然の冷却器。日本初!(てことは世界初?)
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100度の源泉が50度にまで下がるらしい。

昔の打たせ湯跡。真ん中には…お地蔵様?
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当時は温泉と宗教は一緒だったんだろうな。

以上、すべて安部さんと前田先生に教えていただいたスポットです。
ツアーに参加すると、こんな地元の人ならではの場所にも
触れることができて一石二鳥。ありがとうございました。

帰りは車で展望台へ。湯けむりが一幅の画のように広がっています。
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至る所から沸き上がる温泉と共存し、観光客をも受け入れる。
別府の人は懐が深い。
明日への高まる期待を抱えて、市街地へと戻りました。(4へ続く)


別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」 …大分県別府市内各所約20ヶ所(予定)/2009年(平成21年)4月11日(土)~6月14日(日)
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関連タグ:大分別府

2009'05'31(Sun)[ <をかし:旅> ] CM2. TB0 . TOP▲
コンヨクとりっぷ2 @大分別府 ー 混浴温泉世界 ー <混浴の歩き方ツアー(鉄輪コース)>
※作品のネタばれ有りです

『アートゲート・クルーズ』はコンヨクの核となるプロジェクト。
生まれも育ちも多様な8組のアーティストが
別府の様々な場所で、その土地と強く結びついた作品を展開します。
あたし達は、マップとパスポートを携えて、
別府の地を辿り、作品と巡り会い、身体も心も旅をします。
それが“コンヨクとりっぷ”。(勝手に名づけてますが、趣向は伝わるかと…)

1日目、まずは『インフォメーションセンター』に立寄り、
前売券をパスポートに換えます。
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1枚の前売チケットがパスポート、会場マップ、湯路(ユーロ)紙幣、
市営温泉無料入場券の4枚に早変わり!(気分はわらしべ長者♪)

建物の上部分には『チャン・ヨンへ重工業』の作品が!
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事前に申込んでいた『混浴の歩き方ツアー』の確認も行う。
ガイドさんに話を聴きながらまわった方がいいかなと
1日目は鉄輪、2日目は別府市街地のツアーを予約していました。

それからは、温泉に入ったり、ランチを食べたりしながら、
ツアー開始時間の2時半を待ちます…。

ちなみに、これは2人の“混浴正装”。
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宮本さんにいただいたコンヨク手ぬぐいを首にまいています。

15分前には鉄輪のインフォメーションセンターに集合。
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ガイドは安部さん。平日は市役所勤務、
土日はこうしてボランティアでガイドをしてくださる方。
別府のことを知り尽くしている、まさに“別府の顔”的な存在。

まずは『富士屋Gallery一也百』へ
ホセイン・ゴルバ氏の作品を観に行きます。
『一也百』は明治3年に建てられた旧旅館。
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その空気、その佇まいは、どこを取っても素敵で、
感嘆のため息が思わず出てしまいます。
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その2室にゴルバ氏の作品があります。(撮影は禁止)
1階には紫、赤、白、緑、黄と5色の布を使った作品。
畳の真ん中に布は配置され、光を受けて様々な表情を見せてくれます。
とりどりのパーツがひとつにつながり、丸い世界を構築しています。
どれも強い色ですが、他の色とも、この部屋とも溶け合っているような…。
同時に、これは“心の光”で“見る”ものだとも…。
2階には点字で書かれた般若心経の作品がありました。

続いて『熱の湯』2階の公民館でジンミ・ユーン氏の作品を観覧。
温泉の熱気をもわもわ感じながら、画面に映った“這う”女性を見つめます。
黒い全身タイツに、頭には紙コップ、背中には…何か入れてる?
普段はタイツのみだそうですが、鉄輪の作品はストーリー性があるため、
いつもとは違う格好なのだとか。
映像も印象的ですが、何よりスケボーの音が耳から離れません。
韓国で生まれカナダで育ったというジンミ氏。
“這う”という子どもの行為を通して、差別などへの反意を表しているそう。
しかし、ここ鉄輪では大地のエネルギーを感じて、
包まれるような気持ちになったとか。
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右側はジンミ目線で見た鉄輪。

通りを歩いていると…木に本が結んである?
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これもゴルバ氏の作品。“接ぎ木”なんだそうです。
木は自然、本は知恵(人間)。その2つがくっつき合う様。
(書いていて気がつきましたが、“木”と“本”て似ている!)

そして再び5色の布。煙と風を受けて、『一也百』とは違った印象。
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『谷の湯』のドア付近に…『EXIL』!
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これはアデル・アブデスメッド氏の作品。
社会へ問いかける、挑戦的な作品が多いのだそう。
あたし達は“エグザイル”と呼んで、宝探し気分で愉しみました。

ラストは鉄輪バスセンターの『EXIL』。
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しばらく安部さん達とおしゃべりをして鉄輪を後にしました。(3へ続く)


別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」 …大分県別府市内各所約20ヶ所(予定)/2009年(平成21年)4月11日(土)~6月14日(日)

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